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姉と弟
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2009/11/01(Sun)
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次女にバイト先の後輩の男の子が言った。
「おれ、昨日誕生日だったんですよ 」「そう。誰かとお祝いしたの?」 「いえ・・・なにも 」「じゃぁ、家族とケーキ食べたくらい?」 「それも、ないっすよ 」「は・・・?」 男の子しかいない家庭で、子供が大学生にもなると・・・そんなもんなのかしら・・・・? 気の毒に思った彼女は、社交辞令で言った。 「そう。言ってくれればケーキあげたのにね 」すると・・・ 「じゃぁ、作ってください 」そんな訳で、忙しい中を作るはめに・・・。 メレンゲを作るのに疲れたから弟に手伝いを頼むが・・・弟は友人と電話中。 試験まじかもあり、相手にしてくれない。 なんとか、できる頃に弟と友人の会話が耳に入った。 「じゃぁ、おれケーキの味見に行ってくるわ。じゃぁな!」 彼女は、中高一貫の女子高だった。 バレンタインやホワイトデーなど、手作りスィートを作って友人たちと交換して食べるのは恒例だった。 彼は、小さい時には私の作ったケーキを食べ、小学生には姉の作ったお菓子を食べていた。 彼の人生にとって、姉がお菓子を作る時には、必ず彼の分が用意されていた。 それは、当然のことだった。 「え・・・バイトにホールで持っていくから・・・あなたの分はないよ。」 「え・・・またまた・・・。」 彼はメレンゲを作る時に協力しなかった為に、いじわるされているのかと思ったらしい。 ところが、そうではないとわかると・・・傍目にもわかる落胆だったようだ。 姉は、あまりの弟の落胆にホールで持っていくのをやめて、切ってあげた。 すると、彼の長電話の友人が、「俺にも一切れ・・・・。」と懇願したという。 電話の最中に、ケーキができる実況中継を聞いていたからだ。 それで、彼の友人も翌日「おこぼれ」にあずかったようだ。 しかし・・・これは、次の展開の幕開けになった。 ・・・つづく。 |
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