存在してても気づかれない。特に役にもたってない。それでも、元気にやってます。
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「ママは、いつ寝ているの?」
息子がまだ幼稚園くらいの頃、子供のために私は家で仕事をしていた。
つい寝不足で、うたた寝をしていると彼が、私に毛布を引きずってきてかけてくれた。
お礼を言う私に、彼は心配そうに言った。
「ママは、いつ寝ているの?」

都会のマンション暮らし、部屋数は少ないから、末っ子の彼は私のそばにいる事が多かった。
宿題はダイニングテーブルで、食事を作る私のそばでしていた。
父親が不在がちな我が家の子供達は、友人のパパが毎日帰宅する事に驚いていた。
息子には一番添い寝をしてあげられなかった。
私が仕事で寝ない夜は寂しいらしく、ふすまを少しだけ開けて私の仕事をしている姿を見ながら眠りについた。
彼が寝たことを確認して、私はそっとふすまを閉めた。
「ママは、いつ寝ているの?」
彼の言葉は、そんな頃だった。
普通と違う事を不憫に思った事もあった。
でも・・・普通って何だろう・・・。

年の離れた姉たちは、今夜も仕事で帰宅していない。
夜7時半頃に、買い物袋をさげて帰宅した私にきく。
「晩御飯は?」
「オムレツの予定だよ。」
「作るのか・・・。」そういってニコッと笑った。

娘達は、帰宅すると何もしない。
携帯やテレビをみている。
私が動き回っていても、何も手伝う気が無い。
もしかしたら、我が家で私を一番見ているのは、この長男かもしれない。
二人きりだと、なぜか穏やかで優しい。


何かに恵まれなかった事は、不幸だろうか?
何不自由なく望むもの全てを与えられた子供は、幸せだろうか?
何もかも手に入ったなら、与えてもらえた幸せに気づかない。

長女や次女の子育て期間は、主婦業をメインにしていた。
彼女達が眠りにつくまで、一緒に布団に入って、絵本を読んだり昔話を聞かせた。
長男の頃は、仕事の量を増やし始めた。
添い寝をしてあげられる夜が、どんどん減っていった。
寝顔を見ながら、ちょっと反省したりしたのを覚えている。
そんな私に、幼い彼は気遣ってくれた。
あの時、私の感じた幸せは、言葉では言い表せない。
子供は、忙しい毎日の中で、私に幸せを運んでくる。

時々、憎たらしいことを言う息子だが、あの日の幸せを私に運んできたのは、彼だ。
私が不憫に思っていた、彼だ。

何かに恵まれなかった事は、不幸だろうか?
何不自由なく望むもの全てを与えられた子供は、幸せだろうか?
何もかも手に入ったなら、与えてもらえた幸せに気づかない。


それはきっと、大人でも同じだろう・・・。

・・・まぁ、客観的にみたら・・・私も、いたわられる年になったという事かしら?

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【2010/11/28 23:20】 | boys&girls
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