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誰かおしえてください。
高校時代に現代国語の教科書を、退屈の時に先まで読んでみました。
すると「鳥」にまつわる話がありました。
以下は、私の記憶です。

部屋中に鳥が沢山いると思って怖がって?いる子供(大人だったろうか・・・男子だったと思う)。
周りの人は否定的で、彼は幻覚を見ていると信じてもらえない。
彼は引きこもりのような状態で、精神を病んでいるような感じであり、家族(母親)が支えている。
その鳥の描写が怖くて・・・リアル。
彼は精神を病んでいて、幻覚をみているのだと読み進めると・・・。
終わりで、ある日その母親?にも「鳥」が見えるようになる。
やっとわかり合えたと思った母親?は「あなたの話は本当だったのね?本当に『鳥』はいたのね?」と言う。
すると、彼は何事も無かったように(?)「鳥なんていないよ。」と否定する。

たぶん、何かの小説の抜粋ではないかと思う。
全体を後で読んでみたいと思いつつ、授業に取り上げる日を待った。
ところがなんと授業では、そこを飛ばしてしまった。
なんだか不思議な話だと思いつつ、日々が過ぎてしまった。

時折、あの話を思い出す。
あれは何と言う話で、誰の作品だったのだろうか・・・。
思い立って、先日旧友に聞いてみたが、誰一人覚えていない。
それはそうだ。
授業で取り上げなかったのだから。
「国木田独歩の『春の鳥』ではなか」と一人が情報をくれた。
読んでみたが違うし、外国文学だったような気がした。
ネットで調べてみて、トールモー・ハウゲンの「夜の鳥」ではないかと思った。
そこで、図書館で借りて読んでみる。
私の記憶違いなのか、設定に違いはあったものの、なんとなく匂いが同じだと思ったからだ。
途中まで、間違いなくこの作品だったのではないかと確信した。
・・・ところが、私の記憶していた他の人にも見えるというエピソードが、最後まで無い。
ならば、この続編があるというからそれにあるのだろうかと読んでみる。
・・・全く無い!
私が勝手な妄想で、話を作り替えてしまったのだろうか?
設定も違っていたし・・・。
しかし、その作品が発表されたのが1975年。
日本では、1982年に旺文社から刊行。
私が読んだ時には、発表はされていても日本では刊行されていない?!

・・・振り出しに戻る。

しかし、「夜の鳥」はノルウェー児童文学賞をはじめとして数々の賞を取った素晴らしい作品である。
続編もちょっと雰囲気は変わってしまっていたが、感慨深い作品だった。
読んで損をしたような思いは全く無い。
この作品を、1975年に児童文学として発表し評価を受けたという事に驚きは隠せない。
またこのテーマを8歳のこどもの視点から書くという事にも、驚きを隠せない。
これは大人が読んでも素晴らしい。
子供の気持ちも大人の気持ちもわかる今読んだからこそ、深く心に響いてくる。
今の日本社会に共通するこの問題を、1975年に描いていたという事に、ノルウェーと日本の差を感じた。
今の日本に、この主人公のような子供が沢山いて、この両親のような夫婦も沢山いるだろうと思う。


しかし・・・。

振り出しに戻ってしまった。

誰か・・・あの現国の教科書にのっていた作品、知りませんか?


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【2013/04/02 16:47】 | 記憶のかけら
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