存在してても気づかれない。特に役にもたってない。それでも、元気にやってます。
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郊外の今年の雪に恐れをなしたのか、それとも懐が氷河期になったのか・・・。
息子は今年の後期にはアパートを引き払って家に戻りたいと言っていたのだが・・・。

今年に入り、今まで親に借金を頼まなかった息子が、借金の申し込みに来た。
友人達との交際費や生活費は、彼の計算以上にかかって、懐が寒くなったようだ。
今まで全て頑張っていたので、援助に応じていたがゼミ合宿などもあり、今年に入ってからの援助が多額になっていた。
彼は、家に戻ったら必ず返すと宣言していたが、1年ほどかかるのではないかと思っていた。
家を出て、彼の望んだとおりにお金と親の有難さを学んだようで、目的は果たしたという事だろう。

最近、しょっちゅう家に戻り、ご飯を食べていた息子だった。
その日、私は実家から帰宅すると仕事場に向かい遅く帰宅した。
すると・・・どんよりと暗い幽霊のような息子がいた。

彼は入ったばかりのバイト代全額・・・つまり全財産をある考えでおろしてお財布に入れて我が家に向かっていた。
その財布を自宅近くのコンビニに寄った時に無くしている事に気づいた。
焦って警察に届けて、必死で探し回った。
彼の財布は親切なおばあさんが届けてくれて見つかったが、場所は彼が行かない方面の道だった。
そして、お金は消えていた。
彼はカードローンやバイトを増やす事とか、いろいろ考えたが解決策が見つからず私に相談したのだ。

私は彼を責めたり叱ったりしなかった。
彼には、それが意外だったようだ。
親には迷惑をかけないと豪語して出て行った息子である。
最近の借金だけでも約束違反なのに、こんな事になって頼るのだから、どんな罵声を浴びせられても仕方ないと覚悟していたのだろう。
来月の生活費は、全額親が援助する事にしてお金を渡した。
予定していた海外旅行の費用も出すので、キャンセルしなくて良いと答えた。

こうして彼は、地獄のような一日を過ごし、アパートに帰って行った。

彼のアパートの退去日は早まり、夏に本人が決めてきた。
帰って来てからの待遇も、贅沢を言う事も無い。


私が、彼の一人暮らしを許した理由。
大切なことを学んでもらえるかと思ったから。

それは

身の程を知るという事。


彼は痛いほどに、自分の傲慢さに気づき謙虚な気持ちになり、周りの人に支えられて自分が存在している事を知ったのではないかと期待する。


しかし・・・、彼の財布が落としたのか掏られたのかわからないが・・・高すぎる授業料だったなぁ・・・。

ちなみに、息子は父親に言い出せず、彼がいない時に私に告白した。
しかし私は、夫が帰宅すると、あっさり伝えた。
息子は、身の縮む思いだったろう。

夫の一言。

「気を落とすな。また頑張って働け。」
穏やかな言葉だった。


・・・さて、私も頑張って働きますか・・・

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【2014/05/02 19:45】 | boys&girls
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