存在してても気づかれない。特に役にもたってない。それでも、元気にやってます。
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雪の街を見て思い出す風景がいくつかある。


卒論を書いていた時に、右手の小指に湿疹ができて痒くて痛かった。
私は、それが何かわからなかった。
「しもやけ」というものだと知人に聞いて、驚いた。
私の部屋の暖房は、コタツだけだった。
6畳一間だから、十分な気もしたが・・・寒い日はジャケットを脱げなかった。
手書きをしていると、小指が冷えたコタツ台に接触し続けたからだと思う。
流しは部屋の外、トイレは共同だった。
食事時は他の部屋の住人とそこで顔を合わせた。
向かいの同棲さんは、よく仲良く自炊していた。
自炊といっても・・・ガスコンロひとつだから、たいした物は作っていなかっただろうけど・・・。
かぐや姫の「神田川」とは、こんな感じなんだろうか・・・なんて思ったものだ。
「神田川」は兄が中学生の頃に聞いていた曲の一つだったように思う。
でも年代的には、兄よりちょっと上なんじゃないかしら・・・
東京での学生生活に憧れていた兄が、聞いていた歌が今も懐かしい。
「神田川」「22歳の別れ」「なごり雪」・・・当時は大学時代の切ない恋唄も多かったような・・・。
卒業したら帰郷する者にとって、携帯電話もメールもない時代は大きな選択を迫る季節が早春だった。
あの同棲さんのその後を、私はしらない。


ある朝、ひどく寒かった。
部屋の中でも、息が白かった。
窓の外が妙に明るくて・・・。


・・・・真っ白な雪の朝だった。

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【2008/02/09 07:59】 | 記憶のかけら
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