存在してても気づかれない。特に役にもたってない。それでも、元気にやってます。
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ドラマ「ラブシャッフル」のウサミクンが言う。
「ウソだといってよ、ジョー!」
「・・・懐かしい・・・『フィールド・オブ・ドリームス』を観たくなるね。」

・・・そう言ったのは、夫だった。

「フィールド・オブ・ドリームス」は映画館で観たと思う。
けれど、私の知らないアメリカの野球選手の話で、よく覚えていない。
彼とのデートはスポーツ観戦や映画が多かった。
野球、ボクシングをよく観にいった。
父の知っていた有名選手の引退試合や、兄の大好きだった江川投手の試合も何回も観たと思う。
後になって、価値がわかった事が多い。
この映画も、そうだろうか・・・・?
ただ・・・・いい話だったと思うので、もう一度観る事にした。

小説や映画は、同じものでも観た環境によって変わって見える。
年齢を重ねてから、わかる事だってある。
主人公の妻は、夫が農場をつぶして野球場を造る事を承諾する。
破産する危険を冒し、夫が聞いた「声」の導きを理解しようとする。
彼女のようになりたいと思っても、現実は難しいだろう。
そんな事、当時の若い私は深く考えなかった。
夢をあきらめて、医者になったドク。
夢を寸前であきらめた事を悲劇だというが、街の医者にならない人生も悲劇だと言う。
この言葉も、胸にしみてきた。
過去に何かを諦めた事がある人は多いだろう。
環境の為に、家族のために・・・・。
父は、サウスポーのピッチャーだった。
東京の大学の野球部からスカウトがきた。
しかし、父は長男だった。
父の家は、父を東京の大学にだせる余裕はなかった。
昔、父がある野球選手の話をした。
その選手と投げ合った事があると・・・・私は興味なく聞き流したけれど。
父がもし、大学に行って野球ができたら・・・・母とは結婚していない。
まったく違う人生だろう。
私は思う。
私がもし、違う人生を選択していたら・・・・それも「悲劇」だったろう。
学生時代の私の夢が叶って、今の生活を失うのは・・・悲劇だと思う。
誰かの為に生きるのも、素晴らしい。
主人公の娘が気を失った時に、ドクは野球選手より、医者を選ぶ。
これが彼の答えだったのだ。


兄は中学時代エースで4番だった。
私は父と兄の二人のキャッチボールを、日常の風景として見ていた。
兄は今も、草野球をしているらしい。
父の孫は、9人。
うち男子5人。
野球をしたものは・・・・私の息子だけ。
4年以下のチームの時に、4番ファースト。
背番号3。
夫は、この背番号に大喜びをし、息子のグローブを喜んで磨いた。
しかし、彼は中学受験で、少年野球はあきらめた。
でも、だからこそ、今の中学に通えている。
ラグビー部に入り、仲間や尊敬する先輩と出会い、多くの経験をした。
まだわずか15年だが、彼の人生も、まったく違うものになったろう。
両立して受かる事は、難しかったと思う。
もし、この映画のように会いたい人に会えるなら・・・・


もう会えない私の父と私の息子の、キャッチボールが見たい。


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【2009/01/31 08:21】 | レビュー
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