存在してても気づかれない。特に役にもたってない。それでも、元気にやってます。
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待ち合わせは浅草にした。
帰りたくても帰れなかった実家に、母の顔を見に行くと妹に言うと、妹が便乗してきた。
最短ルートは他にもあるが、浅草なら時間をつぶせる。
仕事をあがり、検索した最短距離の乗り換えで浅草に向かった。
昼御飯も食べずに走った。
それでもタッチの差で間に合わなかった。
がっかりする母の顔を連想したが、自分的にはベストは尽くした。
妹と浅草で合流。
仲見世で船和の芋ようかんを買った。
浅草寺にお参りに行った。
人込みをかき分けて、賽銭箱に小銭を放り込んで手を合わせた。
2拍手が聞こえた。
・・・おいおい、ここは神社じゃないよ
また2拍手。
見れば・・・妹だった。
階段を降りている妹に言った。
「なんで2拍手なのよ。ここはお寺でしょ?」
「あーーーーっ、だって前の人が・・・・っ!」
つられたのね・・・。
線香の煙を、保育士の妹はせっせと腰に集めていた。
「頭がいいんじゃない?」とからかってみた。
・・・浅草は久しぶりだ。

2009-2-28 浅草 - コピー


2時間後、実家の最寄り駅を降りると母の姿が目に入った。
車で来ていた。
運転は母から妹へ。
母は妹の運転を心配するが・・・高齢の母の方が怖いだろうと妹は取り合わなかった。

母娘3人の買い物で、晩御飯はにぎやかになった。
甥も帰省しており、その食卓に「ずいぶん作ったなぁ・・・」と言っていたが嬉しそうだ。
ほどなく別宅の兄もやってきた。
兄は来ると私に見せたいものがあると別の部屋に招いた。
蛍光灯に浮かんだのは、セピア色の写真を引き伸ばしたタペストリーだった。
7歳ごろの少年が無邪気にこちらに笑顔を向けている。
その隣に、眩しいのか目をギュッと閉じている幼女がいた。
・・・私と兄だった。
兄は母にそれをあげたのだった。


晩御飯はにぎやかだった。
久しぶりに会った甥は、すっかり大人になっていた。
こんなふうに家族が食卓を囲むのは、いつ以来だろう・・・・。


翌朝、妹と父の墓参りに行った。
雑草一本生えていなかった。

お昼を母と妹と3人で食べて、帰路に着いた。
妹とは途中の駅で別れ、それぞれの家族が待つ家に向かった。


人には2種類の家族があると思う。
「天から与えられた家族」と「自らが選んだ家族」だ。
前者は選べない。
生い立ちで与えられたものだ。
両親や兄弟である。
後者は結婚により自らの意思により生まれる家庭である。
私は「天から与えられた家族」には恵まれていたと確信している。
そして今、「自ら選んだ家族」との生活を、夫と守ろうと必死で頑張っている。
子供達が、私のように思ってくれたら幸いだ。



セピア色の写真の前で、兄が言った。
「見たら、泣くぜ。」


・・・今頃、泣けてきたよ。

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【2009/03/02 16:35】 | 生活
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